創業160年以上の京都の老舗料亭がオンラインストアへの不正アクセスを受け、約1万9000人分の個人情報などが流出した可能性があると発表しました。

■約1万9000人の氏名 電話番号流出か

京都市左京区にある料亭「下鴨茶寮(しもがもさりょう)」はことし7月、クレジットカード会社から「オンラインストアを利用した客がカードを不正利用されている」と指摘を受け、第三者による運営サイトへの不正アクセスが発覚しました。

その後の調査を行い、下鴨茶寮はことし5月までにオンラインショップで会員登録した客、およそ1万9000人の氏名、住所や電話番号が流出した可能性があると発表しました。

■約1万6000人分の『名義』『クレカ番号』『セキュリティコード』漏えいか 既に不正利用の疑いあり

また、3年前からことし5月までに、オンラインストアでクレジットカード決済をした客およそ1万6000人分の名義とクレジットカード番号、セキュリティーコードも漏洩した可能性があるということです。

流出したカード情報の一部は既に不正利用されている疑いがあるということで、下鴨茶寮は京都府警に被害届を提出しました。

下鴨茶寮は創業160年以上続く老舗で、「事態を厳粛に受け止め、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策及び監視体制の強化を行い、再発防止を図る」とコメントしています。

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