台風21号は勢力を弱めながら1日時点、東シナ海を通って本州に近づいています。1日夜には温帯低気圧に変わる見込みです。この影響で愛媛県は大気が非常に不安定になり、2日は局地的に雷を伴った激しい雨が降る恐れがあります。
台風21号は1日正午時点、中心の気圧996ヘクトパスカル、最大風速20メートルの勢力。東シナ海の海上を本州に向けて進んでいます。
気象台によりますと、温帯低気圧には前日の予想より早い1日夜に変わる見込み。温帯低気圧は2日には西日本を通過し、暖かく湿った空気が流れ込むため、愛媛県は2日昼前から昼過ぎにかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
2日に予想される1時間あたりの雨の量は、多い所で中予・東予・南予とも40ミリ。2日正午までの24時間では中予・東予・南予とも120ミリになっています。
気象台は土砂災害や低い土地の浸水のほか、南予では1日夕方から、中予と東予では2日未明から落雷や激しい突風への注意を呼びかけています。また東予ではこの地域特有の強風「やまじ風」が吹く恐れがあるとしています。
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