警視庁目黒署=鈴木拓也撮影

 走行中のタクシーの屋根にしがみつき、タクシー会社の業務を妨害したとして、警視庁目黒署は31日、神奈川県の男性会社員(26)を威力業務妨害容疑などで書類送検した。

 警視庁によると、男性は友人らと飲酒後、東京都世田谷区でタクシーの屋根に上り、運転手が気づかないまま、目黒区内まで約1キロにわたり走行させたとされる。タクシー会社には、目撃者らから多数の苦情が寄せられたという。

 書類送検容疑は6月2日午前0時10~15分ごろ、タクシーの屋根にしがみつき走行させ、タクシー会社に苦情の対応を余儀なくさせたとしている。警視庁によると、同じタクシーに友人らが乗っており、「驚かせたかった」と容疑を認めているという。

 警視庁は検察に起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。【菅健吾】

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