新潟県長岡市の50代の男性職員が業務時間中に、業務上の注意をした同僚へ暴行を加えたとして、市は男性職員を1カ月の停職処分としました。
1カ月の停職処分となったのは、長岡市役所教育部の会計年度任用職員の50代男性です。
男性職員は、今年9月2日の業務時間中に、自身へ業務上の注意をした同僚の男性に不満を晴らすため、男性の顔面を拳で複数回殴打しました。
長岡市によりますと、この暴行を目撃した近くにいた職員が止めに入りましたが、男性職員はそれを振り切って男性への暴行を続けたあと、自ら110番通報をしたということです。
被害男性は顔面に全治1週間の打撲を負いましたが、すぐに職場へ復帰したといいます。
また、男性職員から後日、被害男性への謝罪がなされていて示談が成立していて、男性職員は退職届を提出して、10月30日付で自主退職しています。
長岡市は男性職員について、「任された仕事・役割は着実にこなすが、業務上の注意や指導をされた際には、反発して暴言を吐くなどしていた」と説明。
一方、男性職員は「いかなることがあっても暴力はいけない、公務員としてあってはいけない」と反省しているということです。
また、長岡市・竹内正浩教育部長は「今回の行為は公務員のみならず、社会人としてあるまじき行為であり、法令を遵守して市民の模範となるべき市職員の不適切な行為により市政への信頼を裏切ったことを心からお詫び申し上げます。今回の事案を重く受け止め、二度とこのようなことが発生しないよう、より一層の服務規律の確保及び信頼回復に向けた綱紀の粛清を徹底してまいります」とコメントしていて、長岡市は今後、職員へ研修・面談などを行って再発防止をこれまで以上に徹底していくとしています。
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