長野県上田市のキノコ工場で発生した火事は、通報から37時間が経った31日午前9時半すぎにようやく鎮圧状態となりました。ただ、まだ鎮火には至らず消火活動が続いています。
火事があったのは、上田市塩川にあるキノコメーカー・ホクトの「上田第一きのこセンター」です。
おととい29日午後8時半ころ、警備会社が工場での異常を知らせる自動信号を受け、警察に通報しました。2棟ある建物の1棟の屋内から出火していたということです。
消防は30日中の鎮火を目指しましたが消し止められず、2日目も夜を徹して消火を続けました。31日午前9時半すぎ、火はようやく鎮圧状態となりましたが、焼けた建物からはまだ煙がのぼっています。引き続き消防車10台が出て消火活動が続いています。
ホクトによりますと、工場はブナシメジを栽培していて、火が出たのは包装作業などを行う「作業棟」だということです。出火当時、工場に人はいませんでした。
火事を受け、ホクトは「原因究明・再発防止の対応に努めてまいります」とコメントしています。
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