北海道立江差高等看護学院で、5年前に男子学生が自殺したのは、教員のパワハラが原因だとして、遺族が起こした訴訟の初弁論が10月29日に開かれました。

「パワハラが原因であることを認めない限り、息子の無念は決して晴れません。」(自殺した男子学生の遺族)

 この訴訟は、2019年に北海道立江差高等看護学院の男子学生が、自殺したのは、レポートの提出期限に1分遅れたことで留年したなど、複数の教員によるパワハラを道が放置したのが原因として、遺族が9500万円あまりの損害賠償を求めているものです。

 きょうの初弁論で遺族は「(第3者委員会の)調査結果と矛盾する回答でショックを受けた」などと話しました。

 一方、道は請求棄却を求めました。

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