沖縄県与那国島の陸上自衛隊与那国駐屯地で、陸自の輸送機V22オスプレイが離陸時に機体を損傷したことについて、玉城デニー知事は28日、記者団の取材に「大変遺憾極まりない。運用面での危険な状態に至る一歩手前の状況が日常化しているのではないか」と安全面の懸念を語った。
陸自オスプレイは、南西諸島などで23日から始まった日米共同統合演習「キーン・ソード」に参加し、沖縄本島や日本最西端の与那国島に飛来していた。27日、離陸しようとした時に左翼が地面と接触し、機体が損傷。飛行を取りやめて駐屯地に着陸した。
沖縄県は演習を前に、防衛省に対し、県内での日米のオスプレイ使用を自粛するよう求めていた。玉城知事は「自粛を申し入れたにもかかわらず、このような事態になったことは大変遺憾極まりない」と憤った。 陸自オスプレイは23日にも別の機体が鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地に緊急着陸しており、「オスプレイはそもそも欠陥機で、どこでどういう状況が起きるか分からない。危険な状態に至る手前の状況が日常化しているのではないかと非常に懸念される」と述べた。【日向米華】
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