浜田市三隅町で25日夜、犬の散歩をしていた男性がツキノワグマに出くわし、左の太ももを引っ掻かれて軽傷を負いました。クマは逃走していて、市が住民に注意を呼びかけるとともに、捕獲用の檻を設置するなどして対策にあたっています。
(資料画像:鳥取県提供)
25日午後9時45分頃、浜田市三隅町岡見で50代の男性が犬の散歩をしていた所、民家の庭先からツキノワグマが現れ、男性は後ずさりをした後、背を向けて逃げようとした際に左太ももを引っ掻かれたということです。
男性は、病院で手当を受け、軽傷だということです。
浜田市によりますと、男性が連れていた犬が動物の気配の感じ、民家の庭に近づくとクマが出てきたということです。庭には柿の木があり、クマが幹を引っ掻いた痕や折れた枝、食べかけの柿の実があったということです。市は、この柿の木がクマを引き寄せたとみて、なっていた柿の実を除去したとしています。
島根県によると、2024年度の目撃件数は9月末時点で1154件に上っていて、23年度に比べてすでに1.2倍の多さとなっています。
また県内のクマによる人身被害は、2024年3月に江津市で、林業の作業中に襲われた男性1人が重傷を負って以来だということです。
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