福岡市などで強盗の下見のおそれがある不審な業者の訪問が相次いで発覚していますが、新たに福岡県古賀市でも同じような不審な男が現れていることがわかりました。
粕屋警察署によりますと最近、古賀市の千鳥2丁目や花見東5丁目などで、タブレットを持った不審な男が住宅を訪問し「光回線工事をする。都合の悪い時間帯はあるか」などと、住人が不在となる時間帯を聞き出そうとしたということです。
福岡県内では10月、福岡市早良区高取や百道などの複数の戸建て住宅に通信会社の社員を名乗る男が訪れ「電柱から線を引く工事をするので近くを回っている」「いつ留守にするのか」「車はいつ使うのか」などと、古賀市の男と同様、住人が不在となる時間帯を聞き出そうとしたことが分かっています。
20~40代とみられるこの男も手にタブレットやバインダーを持ち、黒や紺色の服を着ていたということです。
また、糸島市の前原北2丁目、神在東4丁目、浦志、前原駅南の住宅にも8月中旬から10月中旬にかけて、同様に「電柱の工事をする」「いつ留守にするのか」などと聞き出そうとする通信業者を名乗る男が現れています。
関東で相次ぐ闇バイトの強盗事件では、一部の現場周辺で事件の数カ月前から不審な業者の訪問が相次いだことが分かっています。
このため警察は、強盗などの下見のおそれがあるとして警戒を強めるとともに、不審な人物が訪問してきた場合には
▽身分証等を必ず確認し、相手が名乗った事業所に確認する
▽安易に他人に個人情報を教えない
▽身に危険を感じたらすぐに110番通報する
よう注意を呼びかけています。
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