沖縄県浦添市の国指定史跡浦添城跡内にある琉球王国時代の陵墓(王墓)「浦添ようどれ」の壁面などが黒いスプレーのようなもので落書きされた事件で、沖縄県警浦添署は25日までに、沖縄市の飲食店従業員の男(22)と、浦添市の無職の男(26)を文化財保護法違反の疑いで逮捕した。認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は3日午前10時20分ごろから同30分ごろまでの間、国指定史跡の浦添城跡内にある浦添ようどれ西室壁面やアーチ門の内側壁面、案内板の石柱3カ所にラッカースプレーのようなものでアルファベットなどを書いて毀損した疑い。
県警によると、県内で同様の落書きが発見され、捜査を進めている中で男らが浮上。浦添城跡内の防犯カメラを精査するなどして、男らの容疑が固まったとして逮捕した。カメラには別にもう1人映っており、署はその人物の関与の有無も調べている。
飲食店従業員の男は、別の事件で傷害容疑で12日に逮捕されており、再逮捕となる。
事件を巡っては、事件発覚後の8日に、落書きされた部分をこすったような跡が見つかった。近くの防犯カメラに3人組が映っており、署が関連を含めて捜査している。
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