リフォーム工事の営業などを名乗る「不審な戸別訪問」が長野県内で相次いでいることがわかりました。首都圏で相次ぐいわゆる「闇バイト」の強盗事件では、業者の訪問を装って「下見」をしていた疑いがあり、県警が注意を呼びかけています。
県警生活安全企画課・関昌敏 課長補佐:
「長野県内でもリフォーム、修理、買取といった業者を名乗る不審な業者の訪問が確認されている」
県警が注意を呼びかける「不審な訪問」。県内でも、リフォームの業者や貴金属の買取業者を名乗った戸別訪問が相次いでいます。
茅野署管内の不審な訪問に関する相談は2024年9月までに45件。2023年1年間の17件を大きく上回っています。
「屋根のねじが緩んでいる」。
ある「業者」はそう言って家に上がりこみさらに家の周りも見てから「特に問題ない」と言って引き上げるケースもあったということです。
同様の相談は大町署や岡谷署の管内でも。
県警生活安全企画課・関昌敏 課長補佐:
「不審な業者からの電話や訪問は、現在全国的に多発している強盗事件や空き巣や忍び込みの泥棒の下見のために訪れている可能性が高い」
首都圏で相次ぐ強盗事件。SNSなどで高収入をうたって実行する人間を集めるいわゆる「闇バイト」の関与が指摘されています。
事件では、現場周辺で工事業者などを装った不審な訪問があったことが確認されており、警察は家の間取りや家族構成を把握するため下見していた可能性があるとしています。
「不審な訪問」に遭遇したら、どう対処すればいいのでしょうか。
県警生活安全企画課・関昌敏 課長補佐:
「訪問者に対してはインターホンやドア越しに対応して、相手の身分をしっかり確認する。安易にドアを開けないように」
訪れた人間が県外や「わ」ナンバーの車に乗ってる場合も注意が必要です。
また首都圏の事件では、隣の家が離れていたり、街灯が少なかったりする地域の一軒家が狙われるケースが目立ち、施錠はしっかりするよう呼びかけています。
生活安全企画課:
「鍵をかけることで、泥棒や物を盗まれる被害を防げるので、在宅時でもカギをかけることを徹底してほしい。関東をはじめとして全国で闇バイトの強盗事件が多発しているがいつ長野県に波及するかわからない。防犯意識を高く持ち、防犯カメラやセンサーライトの設置や自宅に侵入されないような対策をとってほしい」
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