再審=やり直しの裁判で無罪が確定し選挙権が回復した袴田巖さんが、25日午後 衆議院選挙の期日前投票所を訪れ1票を投じました。

袴田さんは、1966年に当時の静岡県清水市で起きた一家4人殺害事件で、死刑判決が確定しましたが、やり直しの裁判で静岡地裁が無罪を言い渡し10月9日に無罪が確定しています。

公職選挙法では「禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでの者」に選挙権を認めておらず、袴田さんは死刑が確定した1980年以来44年ぶりに選挙権が回復し、10月16日には浜松市の自宅に衆議院議員選挙の投票所入場券が届いていました。

投票後、取材に応じた袴田さんの姉・ひで子さんは「巖の選挙権が復活してとてもうれしく思っている。巖がどう思っているか。段々と無罪になったことを自覚してきていると思う」と話しています。

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