22日の記録的大雨によって、宮崎県内では床上・床下浸水や土砂崩れが相次ぎ、住宅被害は約180棟に上っています。日南市では、被災した住民が片付け作業に追われていました。
(早瀬純哉記者)
「こちら日南市松永の生活道路なんですが、家の前には雨の影響で土砂がたまり、車での出入りができなくなっています」
日南市松永では、22日の大雨で住宅地の裏山が崩れ、道路に土砂が流出。住民が土砂の撤去作業や雨水をせき止めるための土嚢づくりを行っていました。
(住民は)
「上のほうから流れている水が黒く濁り始めた。やばいと思っていたら、案の定、あっという間にごろごろと流れてきた。まさかこんなことになるとは思わなかった」
こちらの地域では、土砂崩れで流れてきた泥や石が排水溝に詰まり、道路が冠水。少なくとも住宅5棟が床下浸水しました。
(住民は)
「家に帰れなかった怖くて。少なくともこの辺まで流れてきたことは確か。自然には勝てない」
8月に日向灘で起きた地震で、日南市では震度6弱を観測。地震の爪痕が残る中で今回の大雨災害に見舞われました。
(住民は)
「築60年ぐらいは経っている。だいぶ亀裂が入っている。(災害が)来なければいいが、来たらやっぱり怖い」
県のまとめによりますと、今回の記録的大雨による住宅被害は24日午後2時時点で176棟に上っていて、このうち日南市が92棟、延岡市が64棟となっています。
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