JR九州の子会社「JR九州高速船」(福岡市)が日韓を結ぶ高速船「クイーンビートル(QB)」の浸水を隠して運航を続けていた問題で、JR九州の古宮洋二社長は23日に開かれた定例記者会見で、事実解明に当たる第三者委員会の調査結果を11月中に受け取る見通しを明らかにした。
同社は9月3日、企業の危機管理や海事法務などに詳しい弁護士らによる第三者委を設置。独立した立場で調査を進めてもらい、再発防止に向けた助言を受けることとしている。
この問題を巡っては、福岡海上保安部が船舶安全法違反(臨時検査不受検航行)と海上運送法違反(安全管理規定違反)の容疑で、JR九州高速船の強制捜査に踏み切った。【下原知広】
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