特殊詐欺の被害を防いだとして、三重県警名張署(嶋田敏署長)は11日、三十三銀行名張支店(南部浩史支店長)に感謝状を贈った。嶋田署長は「普段からの意識高い取り組みの結果。今後も被害の水際防止への協力を」と述べた。
同署などによると、9月中旬、名張市の70代の女性が総務省職員や警察官を名乗る男から、「あなたの口座に違法な振り込みがある」などと電話を受け、無料通信アプリ・LINE(ライン)で免許証などの画像の送信を求められた。何者かがインターネットで開設した女性名義口座への入金を指示されたという。女性が同支店を訪れた時に行員が詐欺被害を疑い、同署に通報した。石川彰弘副支店長(50)は「次々と出る詐欺の新たな手口の情報を把握し、今後も被害を防ぎたい」と話した。【久木田照子】
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