21日午前10時35分ごろ、東京都渋谷区渋谷2の複合ビル「渋谷アクシュ」が燃えていると、119番があった。警視庁渋谷署などによると、19階から出火したとみられるが、約20分後にはほぼ消し止められた。けが人はいないとみられる。
現場はJR渋谷駅近く。渋谷アクシュのホームページによると、地上23階、地下3階で、高さ120メートル。1階から4階は商業施設、5階から23階はオフィスが入居している。開業は今年7月8日。
渋谷アクシュの管理会社の親会社である東急によると、ビルにいた人たちを一時避難させた。
ビル1階に入居するコーヒー店周辺には一時煙が立ちこめ、上層階から避難してきた人や駆け付けた消防車などで騒然とした。
男性店員(28)は取材に「午前10時半ごろだったと思うが、交通事故のような何かがぶつかったような大きな音がした。その後、風に乗って煙が流れてきた。ビルの防災センターからは『19階で火災が起きています。避難してください』とのアナウンスがあり、上層階のオフィスフロアの人たちが次々と降りてきた。ビニールが焼けたようなにおいもして、かなり驚いた」と振り返った。【菅健吾、斎藤文太郎、御園生枝里】
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