上皇后美智子さまは10月20日、90歳=卒寿の誕生日を迎えられました。骨折による手術後、毎日リハビリを続けられています。

手をしっかりとつなぎ、赤坂御用地を散策される共に90歳のご夫妻。宮内庁は卒寿の節目に当たり、美智子さまが転倒し骨折される2日前に撮影した映像を公開しました。

今は車椅子の生活で、日課だった散策は控えていますが、側近によりますと、退院後一緒に過ごせることを互いに喜び、朝食後にお二人で本を音読されています。

美智子さまの術後の経過は順調で、上皇さまをお支えしたいという思いは変わらず、以前のように歩くことを目指し、退院後も毎日、午前と午後にリハビリに取り組まれています。

骨折される前から椅子から立ち上がるのに以前より時間がかかるなど、体力が低下していて、上皇さまが「大丈夫?」と心配される場面が増えていたということです。

美智子さまは能登半島地震や豪雨などの被災者に心を寄せ、愛子さまの大学卒業や悠仁さまの成年など、孫の成長を喜ばれています。

きょうはお住まいの仙洞御所で、天皇皇后両陛下や皇族方などから車椅子でお祝いの挨拶を受けられます。

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