”世界最高齢”の働く夫婦として、沖縄・名護市で食堂を営む、金城源治さん(95)と妻の文子さん(97)がギネス認定された。
ソーキそば発祥の店として知られる「我部祖河食堂」では、夫婦二人三脚で厨房に立ち、作り続けてきたソーキそばが大人気だ。
市長「我々名護市の誇り」
拍手で迎えられたこちらの夫婦。
この記事の画像(19枚)金城源治さん(95)と妻の文子さん(97)だ。
二人が“あるギネス世界記録”に認定されたことを、地元の市長に報告しました。
市長が「我々名護市の誇りでもあります」と話すと、文子さんは「感無量ですね」とコメント。
源治さんも、「感無量だ」「本当に有難く感謝感激です」と話していた。
2人あわせて192歳。一体、どんなギネス世界記録に認定されたのだろうか。
「世界最高齢の働く夫婦」
FNNのカメラは、その世界記録が生まれた場所へ向かった。
そこは、沖縄県名護市にある我部祖河(がぶそか)食堂。
ソーキそば発祥の店として知られる人気店だ。
女性と子供も「大好きです。よく食べるよね」と話し、年配男性も「麺の歯ごたえもいいし、何と言ってもソーキの味付けが最高」と嬉しそうに話していた。
多くの客で賑わう店内だが、厨房をのぞくと、そこに源治さんと文子さんの姿があった。
ゆであがった麺を、妻がどんぶりに入れる横で夫がソーキを盛り付け…そしてパス。
あわせて192歳のふたりが認定されたギネス世界記録、それは「世界最高齢の働く夫婦」だ。
文子さんは「本当にびっくりですよ、自分たちも」と話し、源治さんも「気持ちさえ若く持って、頑張ろうと気持ちでやれば、いくつになっても歳は関係ない」と話していた。
元々は精肉・鮮魚店を営んでいた源治さん。
売れ残ったソーキを活用したいと思いついたのが、沖縄そばの上に乗せる「ソーキそば」でした。
秘伝の甘タレでじっくり煮込んだ、やわらかいお肉と自慢のそばで、創業以来、約60年にわたり、おいしいソーキそばを二人三脚で作り続けてきた。
元従業員は「現役でずっとキッチンに立っていて、みんなが休んでって言ってもずっと立っていたのですごい元気だと思います」と話す。
金城さん夫妻の娘も「週1回の月曜日が定休日なので、休み以外は働いているんですよね。真似できないというかすごい」と感服した様子で話した。
「喜ぶお客さんの声が元気の源」
大きな病気もなく共に働き続けてきましたが、ときには喧嘩することもあるのだとか。
――たまに喧嘩するんですか?
文子さん:
喧嘩はしますよね、長年なるもんね。
それでも、ふたりで厨房に立ちソーキそばを作り続けてこれた理由は何なのだろうか。
源治さんは、「『おいしかったです、ありがとうございます』とお礼を言われるときは、何とも言えない」と話す。
文子さんも「お客さんが喜ぶのが、おいしかったと言ってくれるのが一番嬉しいですよ」「『おいしい』と喜ぶお客さんの声や、笑顔がふたりの元気の源です」と話す。
2人あわせて192歳。これからの目標は何なのだろうか。
源治さんは「目標は別にないんですが、あと20年できる」「120歳くらいまでやるんじゃないですか」と話していた。
(「イット!」10月14日放送より)
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