警視庁=米田堅持撮影

 首都圏を中心に相次ぐ強盗などで、東京都国分寺市の住宅で住人の女性が襲われた事件に関与したとして、警視庁捜査1課は18日、千葉県柏市新富町1、職業不詳、樋口怜奈容疑者(30)を強盗致傷容疑などで逮捕した。国分寺市の事件で容疑者が逮捕されたのは初めて。警視庁は樋口容疑者が現金の回収などを担っていたとみている。

 逮捕容疑は9月30日午前4時ごろ、他の実行役らと共謀し、国分寺市西恋ケ窪3の住宅に、勝手口のドアガラスを壊して侵入。住人の60代女性の頭部をハンマーのようなもので殴ってけがをさせ、現金約550万円などを奪って逃げたとしている。警視庁は認否を明らかにしていない。

 一連の事件を巡っては、10月1日に埼玉県所沢市で起きた強盗事件に関与したとして逮捕された容疑者のうち、2人が国分寺市の事件への関与をほのめかす供述をしていた。警視庁によると、防犯カメラの解析で9月30日早朝、樋口容疑者が柏市内の公園で2人のうち1人と接触していたことが判明したという。【木下翔太郎】

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