名古屋市で17日、晴天にも関わらず、傘をさした全身黒ずくめの不審な人物が住宅に現れた。不審者は、バールを持って敷地内に侵入したが、女性が声を上げると立ち去った。この地区では、同様の犯行が他にも発生しているという。
「自分に何をされるのか」家の中で恐怖に震える女性
17日正午過ぎ、名古屋市の住宅でカメラが捉えたのは、晴れているにも関わらず、右手で傘をさし、左手にバールのような物を持った不審な人物だ。
この記事の画像(13枚)不審な人物は、真っ昼間の住宅街に黒い車で現れた。後部座席から降りてきた人物は、全身黒ずくめで、顔を隠しているのだろうか、なぜか晴れているのに傘をさしている。
この時、家の中では女性が恐怖に震えていた。
不審人物がインターホンを鳴らしたが、中にいた女性は、不審に思い居留守を使っていた。傘をさした人物は返事がないことを確認すると、車に戻っていった。しかし、わずか1分後、再び現れた人物の手に、バールのようなものが握られていた。
住民の女性は「自分に何をされるのか、怖いって言う感情しかなかった。車の後部座席からバールを取り出して、敷地に入ってくるのが見えた」と当時の状況を振り返る。
不審人物が玄関に近づいた次の瞬間、防犯カメラの向きが突然変わった。
住民の女性は、「不審な人物が勝手口に行こうとして、この道を通る砂利の音が聞こえた」と話す。
不審な人物は、住人の女性が声を上げると、何もせずに立ち去ったという。
同地区で同様の犯行…組織的犯行の可能性も
今回現れた人物は、バールのような物を持っており、この地区では、同様の犯行が相次いでいる。
名古屋市で9月5日午後10時過ぎ、別の住宅にも顔を隠した2人組が現れた。やはり、右手にバールのようなものを握っている。
柵を乗り越え、敷地内に侵入するが、「コラーッ!」と住人が怒鳴ると2人組は、門を飛び越える際にひっくり返りながらも逃げて行った。
警察は、窃盗グループによる組織的な犯行の可能性もあるとみて調べている。
(「イット!」10月17日放送より)
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