15日午後8時過ぎ、沖縄・石垣島の西の空で激しく光り、尾を引くように飛ぶ物体を、石垣島天文台元所長の宮地竹史さん(75)が撮影した。中国の国営通信新華社によると、中国が同日午後7時6分(日本時間同8時6分)、運搬ロケット「長征6号改」を打ち上げており、宮地さんは「時間や方角から中国のロケットの可能性が高い」と話した。
宮地さんは「紫金山(しきんざん)・アトラス彗星(すいせい)」を観察後、空にゆっくりと移動する光る物体を発見し、撮影した。ロケットが出す噴煙が高度75~85キロで太陽の光によって輝いて見える現象「ロケット雲(夜光雲)」を写真でも確認できる。
「彗星を撮影しようとたまたまカメラを持っていて、思わぬ現象に出合った」と宮地さん。「赤色に染まるロケット雲を確認できた。ロケットが過ぎ去った後のロケット雲を見たことはあるが、機体と一緒に見たのも初めて」と驚いた様子で語った。
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