今年6月、福山市で「トラブルの処理に力を貸した」という名目で男性らから現金およそ42万円を脅し取ったとして、「匿名・流動型犯罪グループ」のメンバーなど男6人が逮捕されました。
恐喝の疑いで逮捕されたのは、福山市今津町の会社員、森田悠太容疑者(24)と福山市南手城町の塗装工、西國原拓夢容疑者(23)、それに福山市千田町の無職、服部晟也容疑者(21)など男6人です。
警察によりますと6人は共謀して、今年6月上旬、福山市曙町などでトラブル処理を名目に「向こうとは話がついて50万円包んだ」などと10代の男性らを脅し、借用書を書かせました。
その後、6人は5回にわたり、男性らから現金合わせて41万5000円を脅し取った疑いが持たれています。
6人のうち4人は「匿名・流動型犯罪グループ」とみられる「阿修羅」のメンバーで、今回の事件は被害者の男性らが別のグループと起こしたトラブル処理の名目で接触しそれを理由に現金を脅し取ったとみられています。
警察は捜査に支障があるとして、6人の認否を明らかにしていません。
警察は他にも共犯者がいるとみて事件の詳しいいきさつを調べています。
なお、森田容疑者と西國原容疑者は先月、当時18歳の知人男性を殴るなどして死亡させたとして既に起訴されています。
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