SNS(ネット交流サービス)を利用した投資詐欺グループが摘発された事件で、大阪府警は16日、公開手配していたリーダー格の沢野泰雅容疑者(23)を詐欺未遂の疑いで逮捕したと明らかにした。被害者にメッセージを送る「打ち子」らを取りまとめる統括役とみられる。事件の逮捕者は107人となった。
特殊詐欺捜査課によると、沢野容疑者は府警がグループの拠点を一斉摘発した後の7月28日、東南アジア方面に出国したことが確認されていた。フィリピンから帰国するとの情報を得て、10月15日に関西国際空港に到着したところを府警が逮捕した。
逮捕容疑は6~7月、投資でほぼ確実に利益が出る商材があるとうそを言い、新潟県の20代男性から現金117万円をだまし取ろうとしたとしている。「(商材は)本当に80%や92%の勝率があると思っていたので、詐欺の認識はありませんでした」と話しているという。【川地隆史】
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