27歳の母親が6歳と4歳の息子に対し、ムチやリモコンで殴るなどしてケガをさせた疑いで逮捕されました。

この事件をめぐっては、内縁の夫がこの6歳の息子を殴るなどしてケガをさせた疑いでも逮捕されています。

■「息子が「おもちゃ買って」と騒ぐのでムチで叩いた」

傷害の疑いで逮捕されたのは、無職の伊藤美幸容疑者（27）です。

伊藤容疑者はことし2月、大阪府内の自宅で6歳の息子にリモコンのようなもので頭を殴るなどしたうえ、4歳の息子をムチのようなもので複数回叩き、ケガをさせた疑いがもたれています。

調べに対し、伊藤容疑者は「（4歳の息子が）『おもちゃやお菓子を買って』とせがんできて、『ダメ』と言っても言うことを聞かなかったのでムチで叩きました」などと容疑を認めているということです。

6歳の息子に対しては、「机に乗って口で注意しても言うことを聞かなかったので、机にあったリモコンで頭を叩きました」と話しています。

■内縁の夫も逮捕　「パパに本や棒で叩かれた」校長に説明で発覚

この事件をめぐっては、伊藤容疑者の6歳の息子に対し、本の角や棒状のもので複数回殴ってケガをさせた疑いで内縁の夫の住居不定・無職の住田慎悟容疑者（30）がすでに逮捕されています。

住田容疑者は調べに対し、「ハンガーで背中を4、5回叩きましたが、この日は本で殴っていないと思います」などと容疑を一部否認しています。

大阪府警によると、男の子が暴行を受けた翌日、小学校に登校したところ、校長が額にあざがあるのに気付き、男の子が「パパに本や棒で叩かれた」などと説明したことで事件が発覚しました。

住田容疑者と男の子をめぐっては、去年4月、兵庫県警に虐待の疑いがあるとして内縁の妻が通報をしていて、当時は警察から児童相談所に書面で通告するにとどまっていたということです。

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