岐阜県を訪問中の天皇、皇后両陛下は15日、いずれも岐阜市にある木を使った遊びが体験できる施設「ぎふ木遊(もくゆう)館」と、障害者の文化芸術活動の拠点となっている「ぎふ清流文化プラザ」に足を運んだ。
両陛下は、ぎふ木遊館の名誉館長を務める女優の竹下景子さんの案内で館内を見て回り、赤ちゃんに離乳食を食べさせる際に使う「ファーストスプーン」を作る体験をしていた人に声をかけたり、地元の短大で幼児教育を学ぶ学生らがドングリのキーホルダーを制作したりする様子を見て回った。積み木や木製の遊具で遊ぶ親子の様子も見学し、天皇陛下は親子連れに「時々いらっしゃるのですか」、皇后雅子さまは「楽しいですか」などと尋ねていた。見学を終えた際、雅子さまは「大人も楽しめますね」と感想を述べていた。
ぎふ清流文化プラザでは、全国障害者芸術・文化祭に出品された作品を鑑賞した。ひも状にした折り紙で作った立体作品「オリガミニンゲン」を制作した特別支援学校高等部生徒、ひしだみわさん(16)に雅子さまは「カラフルですね」と声をかけていた。
両陛下は15日午後、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館を見学し、新幹線で帰京する。【高島博之】
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