3連休最終日の10月14日は「スポーツの日」です。

13日、スポーツ庁から各世代の体力や運動能力の調査結果が公表されましたが、その中に衝撃的なデータがありました。

14日は「運動不足で毎年5万人が死亡?」についてお伝えします。

発表されたスポーツ庁の調査では、30代から40代の女性の体力テストの合計点は、この10年ほど低下する傾向にあります。
さらに運動やスポーツを「しない」と答えた割合も約4割と、他の世代と比べても高くなっています。

ということで、30代から40代の皆さんに街で話を聞きました。

──運動している?
母親(30代):
全然してないです

父親(20代):
してないです。

──なぜ運動できていない?
父親(20代):
子供がかわいすぎて、子供につきっきりで…。

母親(30代):
ちょっとめんどくさい…運動するのが…。

──30代~40代の女性で運動しない人が増えているそうだが?
母親(30代):
ジムとかも子供がいるとなかなか行けないので…。


──運動している?
30代女性:
しています。子供が昼寝している時や朝テレビを見させて10分だけとか。かわいいママでいたい。


──普段スポーツはしている?
40代女性:
していないです。忙しいのと…一歩が出ない…。仕事と子供たちの世話をやってると(運動が)できないし、家だと座ってしまうと動けないので。ヨガとかやれればいいけど、やれない。


では、スポーツ庁が発表した、運動不足が原因で毎年約5万人が死亡しているというデータ。
その数字を聞いた皆さんの反応は…。

──運動不足が約5万人の死因になっているというが?
街の人A:
えー!?(運動)やらないと…。やります、やります。ピラティスやります。ホットヨガとか汗かきながら。

街の人B:
怖いですね。 5万人には絶対入りたくない。ラジオ体操続けます。


とはいえ「スポーツをしない」と答えた割合の高い30~40代の女性は、仕事や子育てで忙しい人も多いですが、一体どうすればいいのでしょうか。

どこでもフィット代表 健康運動指導士・小林素明さん:
基本的には歩行時間を長くすることがベースになります。目標としてプラス10分。働いている方の場合は1駅遠く歩く・遠回りする。ついでに立ち寄る場所を増やす工夫が必要。子育てをしている方の場合は、できるだけ遠くへ出かける。(近所の)公園でもちょっと遠回りして行く工夫が必要。

ただ、歩くのも忙しくて時間がないという人は…。

どこでもフィット代表 健康運動指導士・小林素明さん:
手軽にできる方法として、家事の合間に運動する。(掃除機をかける際は)足を前後に開いて押す。押すと足を使います、腕も伸ばせます。こういう感じで掃除をすると、歩幅を広げるような運動になって足腰を鍛えられる。それでまた足を入れ替えて…。

実は定期的に運動している人は、がんや心疾患などあらゆる原因による死亡のリスクが低下するそうです。

さらに、国民の医療費が46兆円に達する中で、スポーツをすることで医療費を抑えることにもつながるということです。

自分と日本の未来のために、無理のないところから始めてみてはいかがでしょう。

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