駅に入ってきたJR中央線快速。
ところが、中央線では見慣れない四つ葉のクローバーのマークが見えます。
13日から新たに導入されたグリーン車です。

この新車両を体験しようと乗客が殺到し、すし詰め状態となっていました。

撮影者:
乗ろうと思ったら乗れなくて。あと1人2人ぐらいしか乗れない。あの状況じゃ。

10月14日は「スポーツの日」ですが、日本で最初の鉄道が開通したことを記念して制定された「鉄道の日」でもあります。

この記念の日に鉄道ファンを中心にホットな話題となっているのが、13日に導入された中央線快速のグリーン車。

東京駅から山梨県の大月駅までの間と、中央線に直通する青梅線で、順次、導入されます。

グリーン車は乗降口を入って階段を上れば2階の座席。
また階段を下れば1階の座席と2階建てになっていて、定員は180人です。

また、座席は回転式のリクライニングシートで、全ての席に電源コンセントやテーブルが備えられているほか、車内でWi‐Fiも利用できます。

鉄道ファンの中には、13日に初めて導入された車両の「半自動ドアボタンを一番最初に操作した!」と自慢する人も。

鉄道ファン:
少しうれしさはありました、初めて自分が操作できて。電車が大好きで、特に中央線は毎日通学でお世話になってるので、楽しみもまだあります。毎日グリーン車で通学できるかも。

気になる利用料金は東京-八王子間や新宿-青梅間で1010円、東京-大月間で1260円、ICカードなどを使うと260円安く利用できます。

しかし、現在はお試し期間として何と無料。
本格的にサービスが開始する2025年春までは追加料金なしで利用できます。

そのため、一部の列車では、乗客のほか鉄道ファンも殺到し、大混雑となっていました。

グリーン車が満席で座れなかった乗客がデッキに集中し満員電車状態となっていました。

現在は、まだグリーン車が導入された列車の本数は少なく、しばらくは混雑が続きそうです。

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