「出発」と笑顔で号令を掛ける「安濃津丸」の一日船長を務めた稲村亜美さん=津市内で2024年10月13日午後2時16分、下村恵美撮影

 約390年の歴史を誇る津市の「津まつり」が12、13の両日、津市の中心部で行われた。最近2年間は雨に見舞われたが、今年は2日間とも晴天に恵まれ、主催者によると前夜祭の11日も含めて約30万5000人の観衆でにぎわった。

 13日には49団体が参加する大パレードがあった。津市の無形民俗文化財でかご馬の中に入り、お面とかつらを付けて踊る「しゃご馬」や獅子舞などの郷土芸能、地元の小中学生のマーチングバンド、全国各地のよさこい52チームなどが参加。沿道は多くの人でにぎわい、写真を撮ったり、拍手を送ったりして楽しんでいた。

郷土芸能の5台の山車の前で「安濃津芸能絵巻」を披露する演者たち=津市内で2024年10月13日午後3時32分、下村恵美撮影

 メインの和船山車「安濃津(あのつ)丸」には一日船長としてタレントの稲村亜美さんが乗船した。トークショーも開かれ、出演したCMで人気を博した「神スイング」が披露された。

 今回のパレードでは郷土芸能の5団体が所有する山車が初めて一堂に会した。約300人の演者が太鼓や笛に合わせて演舞し、会場を盛り上げていた。【下村恵美】

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