静岡県河津町峰の町営日帰り温泉「踊り子温泉会館」に11日、「酵素温浴おふ。」がオープンした。酵素温浴以外にリラクセーションサロンや美食カフェも備える。コロナ禍以前の6万5000人~7万人の年間利用者数は昨年6万2000人まで回復しているが、付加価値をつけ、さらに入場者増を図っていく。
新施設は同町観光協会と静岡セラピスト協会が共同で運営する。酵素温浴は、国産ヒノキと生の米ぬかなどの有機物を発酵させた浴槽に全身を埋めて入浴する。体への負担は少なく、芯から温まり、発汗作用で老廃物の排出を促すとされる。サロンでは頭皮マッサージなども受けられる。
温泉会館の利用者数は1993年のオープン初期に年間11万人を超えることもあったが、近年は低迷。町産業振興課によると、名物の河津桜以外にも通年での魅力作りを検討する中で、熱海などにはあるが、河津やその周辺でなじみの薄い酵素温浴の導入が決まったという。
「酵素温浴おふ。」の利用料は入館料とは別。酵素温浴は1回4000円(11月11日まで初回限定2000円)。【若井耕司】
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