横浜市教育委員会は24日、過去10年間に自殺した市立学校の児童や生徒計41人のうち2人は同じ学校の生徒で、いずれも令和4年度中に死亡していたと明らかにした。うち1人は遺族側からいじめ被害の訴えがあり、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に該当するとみて確認作業を進めている。

市教委は2人の関係性の他、死亡時期や学年、性別などを明らかにしていない。24日の記者会見で住田剛一人権健康教育部長は「あってはならない事態。大切な子供の命を守れず深く反省している」と語った。

市教委によると、1人は学校による「基本調査」に加え、外部専門家を加えた「詳細調査」に移行し、現在も継続中。もう1人は、基本調査にとどまっていたため、今年4月から弁護士10人によるチームが再調査に着手した。

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