大分市の60代の女性がオレオレ詐欺でおよそ3500万円をだまし取られていたことがわかりました。
大分県内でのオレオレ詐欺としては過去最大の被害額です。
警察によりますとことし8月、大分市に住む60代女性の自宅に電話があり大手通信会社を名乗る女から電話料金の未払いを告げられました。
そして、警察官を名乗る男に電話が代わり「暴力団の家からあなたの通帳が出てきた。犯罪の疑いで検事から電話がある」などと言われました。
その後、検事を名乗る男からも電話があり「口座のお金を悪人が引き出すかもしれないので取りに行く」などと言われました。
女性は先月2回にわたり現金を入れた封筒などを自宅アパートの集合ポスト下に置き
あわせておよそ3300万円をだまし取られたということです。
さらに女性は「電話料金を建て替えた」などと言われ今月までに10回にわたり現金あわせておよそ200万円を指定の口座に振り込み騙し取られました。
女性は詐欺に関する報道を見て警察署を訪れ被害が発覚しました。
今回の被害総額は県内で発生したオレオレ詐欺としてはこれまでで最大のおよそ3500万円にのぼっています。
警察は「警察官や検事がお金を引き出させることは絶対にない」として注意を呼びかけています。
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