10月9日正午過ぎ、東京・府中市の中央自動車道で、突然軽トラックが制御を失ったように左側に勢いよく進み壁に激突、そのはずみで中央分離帯にも衝突し、2回転した。
専門家によると、事故の原因は“継ぎ目スリップ”にあるのではないかという。

突然左に進み壁に激突・2回転して停止

9日、シトシトと小雨が降る中、東京・府中市の中央自動車道で、車線をふさぐように立ち往生した前方部分が大破した黒い軽トラックが目撃された。

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目撃した運転手は当時の状況について、「何が起きたかわからない」、「いきなり制御を失った感じです」と話す。

追い越し車線を走っていた軽トラック

追い越し車線を走っていた、黒い軽トラック。

左へ車線変更した軽トラック

撮影者の車を追い越し、左へ車線変更した。

壁に激突した軽トラック

するとその時、突然左側に勢いよく進むと、壁へ激突した。

中央分離帯にも衝突

そのはずみで中央分離帯にも衝突し、2回転したあと、ようやく止まった。

“継ぎ目スリップ”に注意

事故は、なぜ起きてしまったのだろうか。

交通事故にくわしい専門家が指摘したのは、高速道路上どこにでも見つけることができる、“ある部分”だった。

事故解析技術研究所・相見薫さん:
“継ぎ目スリップ”に気をつける必要がある。道路の継ぎ目は金属で作られていますので(雨でぬれた)金属に乗っかった時にスリップした。

映像をよく見ると、黒い軽トラックは、継ぎ目の金属部分を過ぎた直後、制御を失っているのが分かる。

警視庁によると、今回の事故でけが人はいなかったという。
(「イット!」10月11日放送より)

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