気象庁は噴火警戒レベル2の岩手山について10月9日と10日の現地調査の結果「地熱の状況などに特段の変化は認められなかった」と11日発表しました。
気象庁は10月2日に噴火警戒レベルが2に引き上げられた岩手山について9日と10日火山活動の現地調査を行いました。
山頂付近の地面や地中の温度を測定した結果地熱の状況などに特段の変化は認められなかったということです。
一方で9月26日に山の西側にある大地獄谷付近で山の膨張を示す地殻変動が見られたことや黒倉山付近で引き続き微小な火山性地震が観測されていることなどから噴火警戒レベル2は継続となりました。
気象庁は山の西側の火口からおおむね2キロの範囲で噴火に伴う大きな噴石に警戒するほか噴火時には火口の風下で火山灰や小さな噴石が降るおそれがあるとして注意を呼びかけています。
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