乳幼児を中心に口の中や手足に小さな水疱(すいほう)ができる手足口病の患者が増えているとして、沖縄県は11日、警報を出した。発令は昨年4月以来で3年連続の流行になる。
9月30日~10月6日の1週間に県内32定点医療機関から報告された患者数は200人。1定点当たり6・25人となり、警報発令基準の5・0人を超えた。
保健所別では、宮古が11・5人で最も多く、次いで中部7・5人、八重山6・5人、那覇市6・43人と続いた。
8月19日からの直近7週間の患者数は537人。年齢別では1歳が248人(46・2%)で最も多く、次いで2歳112人(20・9%)、6カ月以上12カ月未満が85人(15・8%)だった。
県感染症対策課は「保育園など集団生活施設では特に注意が必要」として、手洗いや適切な排せつ物処理などの感染対策を呼びかけている。同課によると、全国の定点当たりの患者数は8・62人。
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