広島地検は、10日、大麻に似た成分を含むクッキーを販売する目的で所持していたとして、逮捕されていた経営者の男性2人を不起訴処分にしました。
不起訴処分となったのは、いずれも福山市に住む自営業の男性2人(いずれも30代)です。
2人は去年11月、経営する店舗で大麻成分に似た「HHC」という指定薬物が含まれたクッキー一袋を販売する目的で持っていたとして今年6月、中国四国厚生局・麻薬取締部と広島県警に逮捕されました。
去年、全国各地でいわゆる「大麻グミ」を食べて体調不良を訴える人が相次いだ問題で、麻薬取締部がこの店舗に立ち入り検査を行い、クッキーを調べた結果、「HHC」が検出されたということです。
「HHC」は指定薬物に指定されていて販売や使用が禁止されています。
広島地検は、不起訴とした理由について、「送致事実を認定するに足りる十分な証拠がなかった」としています。
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