1966年、当時の清水市(現在の静岡市清水区)で一家4人が殺害された事件のやり直しの裁判で静岡地裁が袴田巖さんに言い渡した無罪判決に対し、検察側が控訴しないことを決めました。逮捕から58年、死刑確定から44年、袴田さんの無罪が確定します。
袴田さんと姉・ひで子さんが暮らす浜松市の自宅前から中継で伝えます。
落合健悟 記者:
袴田さんが住む浜松市の自宅前からお伝えします。
検察が控訴を断念したとの一報を受け、10月8日午後5時半頃、ひで子さんは弁護団の会見が行われる静岡市に向かいました。
この一報を受けた時、巌さんはすでに日課である支援者とのドライブに出かけていたためまだ本人に伝えられてはいません。
ひで子さんは「地裁での無罪判決が出た段階で巌さんに伝えているため、改めて話をするかはわからない」と話していました。
また、「もうわかっていたことで感激もしなかった」と語ったひで子さんですが、58年の闘いにようやく終止符が打たれることからか、ひで子さんの笑顔、言葉からはこれまで以上の安心感のようなものを感じました
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