3日、宮崎県小林市の民家で起きた強盗事件で、犯人に奪われた乗用車が5日朝、隣町の高原町内の山中で見つかりました。

3日午後5時20分ごろ、小林市真方の民家の駐車場で、この家に住む80代の男性が外出先から車で戻ってきたところ、40代から50代の男にハサミを突きつけられ、「降りろ」と脅されました。男性が指示に従ったところ、男は、乗用車を奪ってそのまま逃走しました。

そして、4日午後5時10分ごろ、山菜採りをしていた住民から「林道の奥に乗用車が放置されているのを見た」と通報があり、警察官が現場付近を捜索していたところ、5日午前7時5分ごろ、高原町の高千穂峰登山口の東北東約1キロメートル先の山中で、男に奪われた乗用車1台が見つかりました。

男は現在も逃走中で、警察は、自宅の戸締まりや車の施錠、見知らぬ人が家に来た時はドアスコープを見たり、ドアチェーンをしたまま対応したりするなど、安全対策の徹底を呼びかけています。

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