大分県大分市に住む高齢の女性が現金およそ2300万円をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭っていたことがわかりました。
女性の自宅には警察官や検事を名乗る人物から電話があったということです。

被害に遭ったのは大分市に住む80代の女性です。
警察によりますと、9月10日、女性の家の固定電話に警視庁の警察官を名乗る男から、「暴力団を逮捕したら、あなたの通帳が見つかり、暴力団が入金したお金が入っていた。あなたを容疑者として調べる必要がある」などと電話がありました。その後、検事を名乗る別の男からも電話があり、今度は自宅の敷地内に植えてある木の根元に現金を置くように指示されました。
そして、女性は9月18日と25日の2日間で現金あわせて2293万円を木の根元に置き、だまし取られたということです。

10月2日、女性は大分市に住む別の80代の男性が同様の手口で現金をだまし取られたことを報道で知り、110番通報して、そこで被害に遭っていたことが発覚しました。
警察は現金が絡む電話は詐欺を疑うよう注意を呼び掛けています。

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