福島第一原子力発電所2号機での燃料デブリの試験的取り出し作業をめぐり、不具合を起こしているロボットのカメラは復旧せず、交換を見すえた検証が行われることになった。
試験的取り出し作業では、ロボットが一度はデブリに触れたものの、カメラの映像が見えなくなる不具合を起こし中断している。
カメラは強い放射線に晒されたことで内部に電気がたまって不具合を起こした可能性があり、電源を一度切って再起動したり、強い電圧をかけるなどして復旧を試みたが映像は見えないままだった。
東京電力は10月4日に「現時点では交換という判断には至っていない」としつつ、10月5日から6日にかけてカメラやケーブルの交換も見すえ、これまでの復旧作業で得られたデータの検証を行い、7日以降に今後の方針を公表するとしている。
燃料デブリの試験的取り出しについて、作業の再開時期は見通せていない。
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