交通事故にあったことに乗じて、無職なのに休業損害賠償金の名目で保険金約30万円をだましとった疑いで、自称会社役員の男など3人が逮捕されました。

警察は暴力団の資金源になった可能性もあるとみて捜査しています。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、福岡市博多区の会社役員(いずれも自称)、西川泰永容疑者(57)、福岡県新宮町の無職、山崎一紀容疑者(61)、福岡市南区のパート、大澤康成容疑者(54)の3人です。

警察によりますと3人は共謀して、去年1月に福岡市南区で山崎容疑者が交通事故にあったのに乗じて保険会社に保険金の支払いを請求し、当時無職だったにもかかわらず休業損害賠償金として3回にわけて計28万9750円をだましとった疑いです。

山崎容疑者は1人で車を運転中に追突事故にあい、その後、西川容疑者が代表を務める不動産会社で働いているように装っていました。

警察は3人の認否を明らかにしていません。

3人は当時、西川容疑者をリーダーとする団体のメンバーで暴力団とつながりがあったということです。

警察は西川容疑者が首謀して犯行に及び、だまし取った金が暴力団の資金源になっていた疑いもあるとみて、金の流れや背後関係などを詳しく調べています。

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