宮城県石巻市の公共工事をめぐる官製談合事件で、逮捕された市の職員2人は、市役所のパソコンに入っていたデータを印刷し、業者に漏らしていたことが新たに分かりました。

この事件は去年2月、石巻市発注の下水道工事で、最低制限価格を算定する基準などが書かれた設計書を入札前に市内の建設会社「遠藤興業」に渡し、不正に落札させたなどとして、いずれも石巻市下水道建設課の星洋一容疑者(50)と寺内友和容疑者(46)、「遠藤興業」の遠藤光弥容疑者(67)が逮捕されたものです。
3人は容疑を認めていて、逮捕された市の職員2人は市役所のパソコンに入っていた設計書のデータを印刷し、「写し」を遠藤容疑者に手渡していたことが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。
警察は3人の間で入札情報の漏えいが常態化していたとみて、事件の経緯を調べています。

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