長野県大町市の山あいにある集会所や公民館から水道の蛇口や配管などの金属類が盗まれる被害が相次いでいたことがわかりました。窓ガラスを割られて侵入されたケースもあり、警察が警戒を強化しています。

利用者:
「最低限使うところだけ、こう潰して部品を持ってきてもらって」

大町市八坂地区の「西部加工所」。市が管理する建物で住民がみそや餅作りに使っていますが、9月中旬、水道の蛇口や配管が盗まれました。

利用者:
「何カ所もやられているから切ない。こういう田舎のところを荒らすなんて嫌な世の中になったなと思う」

被害は蛇口10カ所、配管2か所に給湯機やみそ作りの機械の部品まで。全て金属類です。

さらに…

利用者:
「鍵の近くを半月状に割られた」

1キロほど離れた矢下集会所でも、9月下旬、何者かが窓ガラスを割って侵入。

同じように蛇口や給湯器、電線ケーブルを盗んでいきました。

住民:
「ショックですよね。そんなのどうするんだろうと思うものが取られたので」

大町市によりますと、被害にあったのは八坂地区の3か所の建物で9月中旬から下旬にかけ金属類が盗まれていました。

被害発覚後に市が点検したところ、クマ除けの鐘や消防ホースの筒先も持ち去られていたことがわかりました。

6月には隣の美麻地区でも公園の蛇口12個が盗まれていて、大町署も盗みなどの疑いで捜査を進めています。

住民:
「捕まえてもらいたい。二度と田舎のこんなところに来ないでほしい、せっかく直したので」

手口などから同一犯とみられ、警察が警戒を強化すると共に、市も、利用している住民に定期的な確認を呼びかけています。

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