9月、長野県小県郡の10歳未満の息子の手足を縛り、柵の中に閉じ込めた疑いで両親が逮捕された事件。長期にわたり虐待していたとみられます。検察は両親が6月から何度も同じように拘束していたとして、10月2日、起訴しました。
「逮捕・監禁の罪」で起訴されたのは、長野県小県郡に住む34歳の会社員の父親と28歳の工員の母親です。
この事件をめぐっては、まず警察が9月9日の夜から翌朝にかけ自宅で10歳未満の小学生の息子の手足を粘着テープで縛り、ストーブを囲う柵の中に閉じ込めた疑いで両親を逮捕しました。
検察のその後の調べで、6月からこうした行為を繰り返していたことが分かりました。
起訴状によりますと、両親は「就寝中に身動きが取れないようにする」ため、6月下旬から8月下旬にかけ多数回に渡り、粘着テープで口を塞ぎ、手足も粘着テープで縛ったとされています。
さらに、9月上旬から9月10日までの間は同じように拘束した上に柵の中に閉じ込めたとされています。
検察は認否を明らかにしていませんが、逮捕時の警察の調べに対しては両親は容疑を認めています。
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