23日午後、名古屋市熱田区の橋からコンクリート片が落下し、歩いていた男性の頭に当たりました。男性はヘルメットをかぶっていたため、ケガはありませんでした。
熱田区の「熱田陸橋」で23日午後0時40分ごろ、JR熱田駅をまたぐようにかかる橋から、白いコンクリート片が落ちました。縦20cm、横15cm、厚さは2.5cm、重さは1kgから2kgほどありました。
落ちていた現場で上を見上げると、6mほど上の部分が剥がれ落ちたようです。
コンクリート片は、陸橋へと上がる階段を上っていた40代の男性の頭を直撃しました。自転車用のヘルメットをかぶっていたためケガはなく、男性はその後、職場に戻っていったそうです。
ひとつ間違えば大ケガにつながっていた恐れもあります。ただ、同様の事例は少なくありません。
2014年、名古屋高速1号・楠線では、橋脚から直径10cmほどのコンクリート片が落下し、高速道路下の国道を走っていた救急車に直撃しました。
2010年にも、名古屋高速・都心環状線で最大3kgほどのものを含む5つの破片が高架下に落下しました。いずれのケースもコンクリートの劣化が原因とみられています。
今回の事故が起きた「熱田陸橋」が完成したのは、今から53年前の1971年です。所々に老朽化が目立ちますが、2020年に行われた定期点検では、異常は見つからなかったといいます。
20代男性:
「落ちてきたことないから分かんないですけど、ビックリすると思います。怖いですよね。建設業やっていたので、どれだけ危ないかというのは分かっているので」
別の20代男性
「普段は恐怖心持ってないので落ちてくるって聞いたら、次通るときはちょっと恐怖心あるかもしれないですね。整備とか、もうちょっとちゃんとしてほしいと思いますね」
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