10月に入っても記録的な残暑が続いていますが、急激に進む地球温暖化に挑んでいるワイナリーがあります。

日本有数のワイン産地である山梨・甲州市。
ワイナリーは1年で最も忙しい時期を迎えています。

甲州市は、国産ワイン発祥の地。
しかし、急激に進む地球温暖化が影響を与えています。

シャトー・メルシャン 小林弘憲ゼネラル・マネージャー:
猛暑日だとか熱帯夜っていうのが連続で出る。そうなるとブドウ自体の酸が非常に低くなってしまう。しっかりとしたワインができにくくなる。

気候の急激な変化。
このワイナリーが行った対策は…。

7年前にブドウ畑を約400メートル標高が高い場所に新たにつくったことで、気温が低くなり、高温によるぶどうの劣化を防ぎました。

さらに、ゲリラ豪雨などへの対策として、斜面に畑を作ったことで、水はけが良くなり、ブドウへのダメージを減らしました。

そして、標高が高い場所にブドウ畑をつくり7年。
異常気象と向き合い、試行錯誤の末、2024年このワイナリーで初めてワインができました。

シャトー・メルシャン 小林弘憲ゼネラル・マネージャー:
気象条件、温暖化に対する取り組み、それを表現するワインを造っていきたい。

日本有数のワイン産地、異常気象との闘いは続きます。

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