徳島県牟岐町の国道で先月、飲酒した影響で正常な運転ができない状態で車に乗り、対向車線の車に衝突して、乗っていた2人を死傷させた「危険運転致死傷」の疑いで、介護支援専門員の男が逮捕されました。

危険運転致死傷の疑いで逮捕されたのは、徳島県美波町に住む、介護支援専門員・名田輝容疑者(59)です。

名田容疑者は先月5日午前8時半頃、酒を飲んだ影響で正常な運転ができない状態で軽自動車を運転し、牟岐町の国道を走り、対向車線にはみ出して、乗用車に正面衝突しました。

そして乗用車を運転していた山内日出夫さん(86)を死亡させ、助手席に乗っていた山内さんの妻・サトミさん(80)に胸の骨を折る重傷を負わせた疑いが持たれています。

警察によると名田容疑者は、職場に出勤途中だったということですが、基準値を超えるアルコールが検出されていて、事故直前には蛇行運転をしていたという目撃情報があったということです。

調べに対し名田容疑者は、「酒を飲んでいたか記憶にない」、「事故の詳しい状況は覚えていない」と話しているということです。

警察は、名田容疑者が酒を飲んだ時間など詳しい状況を調べる方針です。

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