“紀州のドン・ファン”と呼ばれた資産家の男性を殺害した罪に問われている元妻の須藤早貴被告(28)の裁判員裁判で新展開。

1日、覚醒剤の密売人が出廷しました。

急性覚醒剤中毒で死亡した野崎幸助(「崎」は立つさき)さん(当時77)。

元妻の須藤被告は、野崎さんに致死量の覚醒剤を摂取させ殺害した罪に問われています。

7回目となった1日の裁判では、パーティションで目隠しされ、検察側の証人として覚醒剤の売人とされる人物が出廷し、「売ったのは4~5グラム、(販売金額は)10万~12万円だった」と証言しました。

野崎さんが死亡する直前の2018年4月7日の深夜から8日にかけて、和歌山・田辺市で女性に覚醒剤を4~5グラム売ったというのです。

女性は覚醒剤を受け取る際、「旦那に知られないようにしている」と話していたということです。

検察は、覚醒剤の売買があった日に須藤被告と売人の通話履歴があることなどから、覚醒剤を買った女性が須藤被告であると指摘。

須藤被告は売買のあった数日後に売人との連絡に使用していた携帯電話を解約していました。

須藤被告は9月12日の初公判で「殺していません」と無罪を主張しています。

3日以降も証人尋問が続き、判決は12月12日に言い渡されます。

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