9月24日午前3時ごろ、東京・足立区にある自宅の駐車場で、ハイブリッド車が盗まれる事件が発生した。実はいま“車ドロボー”がこぞって狙うのが、ハイブリッド車だという。

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駐車場で目撃されたのは、フードをすっぽりと被り、全身黒ずくめで現れた2人組。“車ドロボー”だ。辺りが静まりかえった住宅街に現れると、脇目も振らず、一直線に車に向かう。

2人組は死角に身を潜めた後、(映像を撮影している)カメラの前に現れる。両手に“ハコ”のようなものを持ちながら、再び車の陰に向かった。すると、車のヘッドライトが点灯。

黒ずくめの2人組は車ごとその場から逃走した。時間にして3分足らずの出来事だった。

窃盗の足になり、パーツも売れる

実は泥棒がこぞって狙っているのが、環境に優しいハイブリッド車だという。専門家は理由をこのように分析する。

自動車生活ジャーナリスト 加藤久美子さん:
非常に静かな車ですので、夜物色するのにも便利。窃盗団の足にされるというのがあります。また、世界中でとても人気があり部品としても売れる。(パーツ)ひとつあたり20万とか30万くらいで取引されている。

足立区で盗まれた車の価格は約320万円。被害に遭った男性も怒りを隠せず「まさか自分の車が盗まれるとは一切考えてなかったですね」と話す。被害男性は被害届を提出し、警視庁が“車ドロボー”の行方を追っている。
(「イット!」 9月30日放送より)

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