埼玉・川口市で撮影された、飲酒運転が死亡事故を引き起こす瞬間。

一方通行の標識がある道を猛スピードで逆走してきた車が、画面左から現れた車と交差点で衝突。
別のカメラは、逆走車に乗っていた3人の事故直後の信じられない行動を捉えていました。

現場は埼玉県のJR西川口駅から1kmほどの場所にある住宅街の交差点。
事故は29日の早朝に起きました。

逆走車は一方通行を猛スピードで走り交差点に進入。
直進していた車の左側に衝突し、40メートルほど先まで吹っ飛んだのです。

近隣住民は「飛行機が飛んでいったような、すごい音がして、気になって外に出てみたら電灯が倒れていて、家の真ん前に車が大破した状態で止まっていた」「(息子の妻が)心臓マッサージ。脈を診たり、一生懸命やってました。その時点で息がなかったと言っていた」と話しました。

衝突後、逆走車は街灯をなぎ倒して停車。
その直後、車から3人が出てきます。

運転席から出てきた人物は、その場にとどまりますが、別の2人は事故現場と逆方向に姿を消したのです。

逆走車を運転していたのは中国籍の18歳の男。
酒気帯び運転などの現行犯で逮捕され、「一方通行を逆走して交通事故を起こした。酒を飲んでいた」と供述し、容疑を認めているといいます。

この事故で、衝突された車に乗っていた縫谷茂さん(51)が死亡しました。

警察は30日、逆走車を運転していた男を危険運転致死などの容疑で送検。

また、現場から立ち去っていた2人にも酒気帯び運転の同乗罪を視野に話を聞いています。

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