鳥取県倉吉市に住む60代の女性が、市役所の職員を名乗る男からの「電気代やガス代が安くなる」、「申請手続きをすれば、過払い金を返金する」との言葉にだまされて、ATMを操作した結果、約49万円をだまし取られる詐欺被害にあったことが分かり、警察が同様の詐欺に注意を呼びかけています。

被害にあったのは、倉吉市に住む60代の女性です。
警察によりますと、9月24日にこの女性宅に市役所市民課職員を名乗る男から電話があり、「9月から電気代やガス代が安くなる政府の施策があります。申請のための青色の封筒を送りましたが、届いていますか」などという内容で、女性が届いていないことを伝えると、「申請していないのはあなただけです。本日中なら申請の手続きをすることができ、過払い金を返金できます」などと言われ、申請することにしたということです。

女性は、指示通りに通帳とキャッシュカードを持って近所のATMに行き、「通帳の残高を教えてください」などと電話でやり取りしながらATMを操作。その後、別のキャッシュカードでの操作にも応じたということです。
女性が翌日、通帳記入したところ、あわせて約49万円をだまし取られる詐欺被害にあったことが分かり、警察に通報しました。

警察は、ATMで払戻金は受け取れないこと、「ATMに着いたら電話して」、「電話で操作方法を教えます」は詐欺の手口であり、また還付金詐欺の電話は、60代を中心に自宅の固定電話にかかってくるとして、同様の被害にあわないよう呼びかけています。

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